【第4回】あぜりあSchool校長の旅行記 ♯クロアチア編 Part3



クロアチア旅行記 2025年10月 ~スプリットの不思議な世界遺産ディオクレティアヌス宮殿~



クロアチアの鉄道はあまり発達していなく、首都ザグレブから主要都市やオーストリアやハンガリーにはつながっていますが、マカルスカのような地方都市には鉄道はありません。

タクシーは前回書いたように、かなり高いです。空港のあるスプリットからマカルスカ間は約2万円です。地元の人の移動手段は自家用車かバスになります。そこで町のバスターミナルまで料金と時刻を調べに行きました。料金はバス会社によって、1,700円~4,200円位で時間は1時間15分位でした。

8年前に来た時より、かなり英語が通じるのを感じましたが、残念なことにこのバスターミナルのチケット売り場の人はあまり英語が得意でなく、時刻を聞いても外の古びた時刻表を指さすだけでした。

  


世界遺産のディオクレティアヌス宮殿がスプリットの町の中央にあります。何回でも訪れたくなる素敵で、不思議な宮殿です。西暦305年に古代ローマ皇帝ディオクレティアヌスが帝位を退いた後に建てた宮殿ですが、正面がアドリア海に面していて、昔は船のまま入れるようになっていました。その後ローマ帝国が滅亡し、宮殿は放置されましたが、7世紀になると人々が住むようになりました。

四角い宮殿は四方に門があり、中心には石畳の広場があります。高くそびえる大聖堂は手すりの無い外階段で上にまで登れるのですが、前に来た時に高所恐怖症の私は途中で引き返しました。


  


今回はウオーキングツアーに参加し、ガイドさんのお話に耳を傾けました。ディオクレティアヌスがエジプトから運ばせたスフィンクスや大理石の石柱の説明をしてくれました。スフィンクスは10体以上エジプトから運ばれたそうですが、完全な形の残っているのはこの1体と教えてくれました。でも、1700年以上前に海を渡ってきたスフィンクスが目の前に横たわっているのが不思議な感覚でした。

皇帝の住居は海側にありました。玄関近くには円形の建物があり、音が反響しやすいので、男性合唱団のアカペラのパフォーマンスを聞くことができました。すごく美しい合唱でした。皇帝の住居の下は地下があり、何世紀もの間、ゴミ捨て場としてゴミが詰まっていました。1955年に発掘が始まり、世界でもっとも保存状態のすばらしい、ローマ時代の宮殿建築が発見されたのでした。

   

ガイドツアーの最後は北側の金の門を出たところにあるグルグール・ニンスキの像です。10世紀の司教で、クロアチアのラテン語化に反対し、スラブ語の保護に貢献した人です。左足の親指に触れると幸運が訪れると言われていて、その部分だけピカピカに光っていました。

広い宮殿を歩き回った後は、宮殿前の海辺のレストランで地元風ソースのかかったポテトを摘まみながら、アドリア海の風にあたり一休みしました。

バスステーションでチケットを買ってなかなか来ないバスを他の国からの観光客とお互いに自分が正しい場所でバスを待っているか確かめながら、なんとなく連帯感を覚えました。




Part4に続く