【第6回】あぜりあSchool校長の旅行記 ♯ボスニア・ヘルツェゴビナ編
ボスニア・ヘルツェゴビナ旅行記 モスタルの平和のシンボル古橋-国境検問所で足止め
なんと国境検問所で足止めされてしまいました。クロアチアの隣国ボスニア・ヘルツェゴビナの町モスタルへ路線バスで出かけました。約3時間位で到着するはずでした。それが倍近くかかってしまいました。
ボスニア・ヘルツェゴビナの国境検問所で一人一人パスポートと本人のチェックですが、パスポートを読み取る機械がなかなかうまく行きません。最初は機械が古いせいで精度が低いのかと思いましたが、そうでなく、昨日から制度が変わり、国境通過が厳格になったそうです。まだ、テロなどの民族紛争が少しあるそうです。
バス一台に20~30人の観光客が居ましたが、全員が終わるまで大変な時間を費やしました。また、みんなかなり緊張した雰囲気でした。
しかも最後に、一人の女性の許可がなかなか下りませんでした。確か、モロッコ人で学生ビザでパリに在住している人でした。山の中の辺鄙なところで、その人を一人残してバスが出発するわけにも行かないので、全員バスの中で沈黙し、待っていました。
ようやく解放され、安堵し、バスはモスタル中央駅の前に着きました。そこから平和のシンボルの橋に向かって、歩き始めました。ユーゴスラビア崩壊時の独立をめぐる戦争の爪痕が30年以上たった今も、街中にはっきりと残っていました。その砲弾の跡はかなり大きく、恐ろしさが伝わってきました。この国の公用語はクロアチア語、セルビア語、ボスニア語で通貨もだかんマルクです。
1566年のオスマン朝時代に建設され、1993年戦時下で砲撃されて落ちて、2004年再建された世界的に有名なスターリ・モスト橋に近づくにつれ、観光地の賑わいがありました。

美味しそうなお菓子や飲み物屋さんが立ち並んでいましたが、私達はクロアチアで知り合ったセルビア人に教えて頂いたTima-Irmaというレストランに向かいました。チェバピという肉詰めソーセージとナンのようなパンにパプリカなどの野菜とチーズです。地元の人が良いというだけあって最高においしかったです。
地元の民芸品が並んでいる店先では、言葉があまり通じなくとも上手におばさんに誘導されレースのテーブルクロスを買いました。値引き交渉のやり取りが旅先では楽しいのですよね。
明るいうちにモスタル中央駅に戻りました。路線バスに乗り遅れたら、こちらで宿を見つけなければならなくなるので、不安でした。駅近くの多分ここが停留所かなと思われるところで待っていると、他の旅行客も同じく不安そうに声を掛け合い、確かめていました。そんな人たちが集まってくると、みんな安心して、バス停の数少ない椅子をお年寄りに譲って、和気あいあいした雰囲気に変わっていきました。
暗くなり始めてようやくバスが到着し、帰りはスムーズにマカルスカのバスセンターまで帰ってきました頃には真っ暗な夜になっていました。まだ、民族の対立不安が多少ある国から、すっかり復興した国に戻り、体は疲れていても、気持ちがゆったりしました。


