【第7回】あぜりあSchool校長の旅行記 ♯ラスベガス編
ラスベガス旅行記 ハラハラドキドキの珍道中!刺激的な旅!ラスベガス!!
華やかなクリスマスシーズンにアメリカ西海岸のラスベガスに行く機会に恵まれました。旅行にハプニングはつきものですが、今回はかなりのスリリングな経験を2回しました。
1回目は、行きの便です。先ず、成田から全日空でサンフランシスコまで一人で向い、乗り継ぎのサンフランシスコでユナイテッドの国内便に乗るために、友人達と飛行場のゲートで落ち合う予定でした。その後、友人夫妻のラスベガスのお宅に宿泊させてもらう事になっていました。
ところが、乗り継ぎギリギリの時間に向かったサンフランシスコのゲートの前に、友人たちは見当たりません。もう、ほとんどの人が搭乗しているので、私が遅かったので中で待っているものと思い、搭乗しました。私の席は後ろの方です。友人達を探しながら、飛行機の中の後方に向かいました。なかなか見つかりません。とうとう私の席までたどり着きましたが、友人たちは見つかりません。私より2時間も前の飛行機でとっくに着いているはずだったのに・・・。
「いったいどうしたの? 私は今夜どこに泊まったらいいの?」とかなり焦りました。キャビンアテンダントに尋ねると、彼女たちが乗るはずだった飛行機がキャンセルされたと伝えられました。私は心を落ち着けて、この飛行機で一旦ラスベガスまで一人で行くしかないと覚悟を決めました。
隣の席のアメリカ人に「お騒がせしてごめんなさい。」と言いながら事情を話す必要もないのに、誰かに話さないと落ち着かない気持ちで、自分の窮地を説明していました。
さて、心細いながらラスベガスに着くと、今度はスーツケースが届いていません。数人の空港関係者にどうしたらいいか聞きましたが、自分の職域でないので知らないとの返事でした。なんて冷たいのでしょう!
ようやく、どこに問い合わせたらいいかが分かり、そのブースの前で、自分の順番をじっと待っていました。順番がようやくきて係の人が調べてくださったら、次の便に私のスーツケースは乗っているとのことでした。荷物もギリギリに着いて、私が乗ってきた便に載せることが出来なかったようです。
私は友人達にメッセージを送ったり、電話をしたりしましたが、相手の設定で届きませんでした。友人達のメッセージも私に届きませんでした。とても不安でいっぱいでした。
数時間後にサンフランシスコからの次の便が到着し、スーツケースが無事に運ばれてきました。なんとその便に友人達3人も同乗していて、安堵しました。友人達が成田から乗ったユナイテッドは整備点検か何かで、何時間も遅れて出発したのでした。それを私は客室乗務員から飛行機はキャンセルされたと聞かされていたので、同日に着くのは無理だろうと私は絶望視していました。

友人のマンションはラスベガスの中心地から車で20分ほどの所にあります。塀の中の敷地にいくつかの建物が点在している集合住宅です。リーマンショック後のサブプライム住宅ローン問題があった時期に、たった1,000万円位で購入したとの事でした。今なら3,000万円位と言っていましたが、私はもっとすると思いました。素敵な2階建ての3LDKのマンションです。
疲れ切って着いたその晩に、なんと近くのカジノに4人で繰り出しました。家主のご夫婦と東京から来た家主の友人と私です。私にとって、ニューカレドニアの新婚旅行以来のカジノでしたが、友人の指導を受けながら、少しやってみました。ポーカーは頭の体操ですね。その早いリズムについてゆくのが大変でした。
次の日はフリーモントストリート・エクスペリエンスに行きました。日本でも商店街の間に屋根があり、そこが歩行者天国になっていますが、その屋根がドーム型の巨大なスクリーンになっていて、音楽や映像が流れ、光の演出が楽しめます。そこに長くロープが張られて、人が天井近くを飛んでいきます。スリルの好きな方はどうぞ試してみてください。私は無理です。

2回目のスリリングな体験は地方都市で起こりました。ラスベガスからルート66を車で2時間位行ったところにオートマンという小さな町があります。野生のロバと西部劇の打ち合いショーが出迎えてくれました。古き良き開拓時代が再現されて、ほんわかした観光スポットでした。
周りに何もないような広大な敷地にある地方のホテルに泊まりましたが、こちらも売りはカジノです。コロラド川沿いにホテルが立ち並び、どのホテルもカジノが中心でした。
その一つのカジノで、友人にとんでもないことが起こりました。スロットマシンが何度も大きな音を出し、数字が変化し、ボタンをもう一回押すように表示されました。友人は私にそのボタンを押すように促しました。そうしたら、なんと1万ドル以上(160万円以上)が当たりました。
私は怖くなってしまいました。その1万ドルが狙われて、悪いことが起こる可能性を考えたからです。しかし、友人は桁を間違えて、千ドル当たったと思っていたので、ただ嬉しそうにしていました。私がなんで焦っているか、理解していませんでした。
その1万ドルは皆が見ているその場で、10ドル札を1枚ずつ数えながら現金で渡してくれました。私はガードマンに車まで一緒に来てくれるようにお願いし、無事に宿泊先のホテルに戻ることが出来ました。
友人も10年カジノに通って、初めての経験でした。彼女は10年でその何倍もの額をカジノに費やしているのは、確実です。

翌日は世界最大級の巨大ダム、フーバーダムに行きました。上から眺める事が出来るのですが、その高さと大きさに足が震えました。
一旦、友人の家に帰った後は、ラスベガスの中心地のホテルに泊まり、町の隅から隅を歩いて回りました。どのホテルもクリスマス飾りで華やいでいました。

2023年9月に開業したばかりのスフィアをご存じですか?
私はまったく知らず、東京から来た友人が行ってみたいというので行きましたが、チケット代数万円とかなり高いので、私は人が何人も出演する劇かなと思っていました。その週の一番高いチケットは10万円以上します。もちろん私達は一番早くて安い土曜日の11時のチケットを買いました。値段は2万円位だと思いました。
劇場に入ると円形の内側でかなりの高低差があり、高所恐怖症の私はここでも足がすくみました。演目は「オズの魔法使い」でした。人が登場すると思っていたら、それはスクリーンの映画でした。
オリジナルの映画を球体に合わせて、迫力満点に仕上げています。豪雨のシーンでは、客席が揺れます。雪のシーンでは冷たいフレークが降ってきます。なるほど、すごい仕掛けだと思いました。スフィアの外側は全面スクリーンになっていて、1日中色々なものが映し出されているので、その電気代も馬鹿にならないと思います。外部からそれを無料で眺められるのですが、チケット代にはそちらも含まれています。

大谷翔平選手のお気に入りのハンバーガー屋さん「IN-N-OUT」にも行ってきました。ラスベガスの一番のお気に入りが、高級レストランでなく、ハンバーガー屋さんと答えるところが、彼の親しみやすい良いところですね。味はまずまずでした。
ラスベガスは観光客で溢れていて、高級ブティックも立ち並んでいましたが、ブティックにはあまり人は入っていませんでした。私達同様、無料で楽しめるおとぎの国のような室内ガーデンなどに人は集まっていました。
クリスマスも迫ってきた12月23日の夜は、テキサスの日本料理店で大成功をした方のマンションを訪問し、その方の波乱万丈の人生をお伺いしました。お父様はやくざだったそうですが、かなりの大物の方にも顔が利く方だったそうです。色々な有名人や政治家の名前が出てきました。しかし、お母様は彼と下のお子さんを道ずれに自殺を図ろうとしたことがあったそうです。それから色々あり、アメリカに渡り、テキサスで日本料理店を開き、大成功を収められました。アメリカンドリームですね。
彼は10年以上前にレストランを離婚した奥様に渡し、ラスベガスにマンションを購入し、リタイアしたそうです。相当あった財産もだいぶカジノのVIPルームに吸い取られたようでした。
やはり、華やかに見える世界には落とし穴がありそうですね。私はお子様づれのご家族のご旅行にラスベガスは勧めません。ホテルによっては子供専用の広いゲームセンターがあります。そこで、何を学習するのでしょうか?考えさせられます。
キラキラした華やかな世界でしたが、最近は観光客数の減少が見られるようです。どんな場所もメディアや書物の情報からの印象と実際訪れたのでは、全く違いますね。今回も縁あって、ラスベガスを訪問出来て良かったです。



