【新連載】あぜりあSchool校長の旅行記 ♯スェーデン編
スウェーデン旅行記 2025年9月
2025年1月31日より羽田からストックホルムへのANAの直行便が就航しました。私と友人は約14時間の飛行時間で9月30日に飛び立ちました。初めての北欧です。
今回の旅の目的のひとつが海外の民泊体験でした。2025年8月に京成臼井の元の自宅で始めた民泊Colty Houseは、素人ながら、8月は3組ゲストがはいり、19泊埋まり、上々の滑り出しでしたが、実は私自身今まで民泊に泊まった経験がありませんでした。
4月から7月の4か月、必死で民泊を勉強し、準備をして、行政の許可もおりて、民泊予約サイトAirbnbに登録し、やっと開業にこぎつけました。40坪の一軒家には長年の私物と仕事の書類や道具等があり、それを片付けて、民泊にするには、かなり大変な作業でした。
ストックホルム・アーランダ空港には朝到着し、それから空港バスで市内まで移動しました。空港では取り敢えず、1万円をクーナSEKに両替しました。これが後で問題をおこしました。なんと、ストックホルムでは現金を使える場所がほとんどないのです。コンビニも現金を受け取ってくれません。ちなみに、1SEKは16円位でしたので、このバス代は2,000円余りでした。
さて、市内の移動はネットでSL社の72時間チケット350SEK(約5,600円)を購入しましたが、こちらもハラハラドキドキさせられました。地下鉄、市バス、近郊電車、路面電車、一部のフェリーに乗車できるのですが、SLアプリがなかなか開かなかったりして、厄介でした。フェリーに乗船する時には1回は同行した友人のアプリがどうしても開かなく、どうしようかと思いましたが、こんなことは現地ではちょくちょくあるようで、係の人がゲートを通してくれました。
市内観光の前に、セーデルマルム島のエリザベスさんの民泊に荷物を置かせて頂くために、地下鉄に乗り込みました。駅に着くやいなや、エリザベスさんから連絡が入り、「今どこ?あと10分で、私は出かけるのだけど」と言われ、慌ててGoogle Mapで彼女の民泊を探すとどうもかなり近いようでしたが、初めての場所で方向が良くわかりません。石畳の上を友人の為に日本の食材を詰め込んだ重いスーツケースを必死に転がしました。
中世の建物のようなドアが並び、どのドアかあたふたしましたが、ようやく見つけました。ドアの中には4棟ぐらいの建物が中庭を囲んで立っています。ドアを入って右側の建物の3階に彼女の家があるという事がわかりましたが、エレベーターが故障中で、重いスーツケースを必死に運んだので、寒い日でしたが、汗ばんでしまいました。
エリザベスさんは60歳代で、元教師。息子さんと娘さんは成人してマンションを出たので、その子供部屋を民泊にしたそうです。ストックホルムの中心地に近く、素敵な古い建物の3LDKです。15年前に購入したとの事でしたが、シングルマーザーお一人でこんな素敵なところを購入するとはすごいなあと感心しました。60歳半ばでもまだ、これから仕事をするために、勉強中との事で、意欲を感じる素敵な生き方をしている方でした。
ストックホルムは物価が高く、大変な様子でした。近くのレストランに食事に行こうとしました。どこがいいのか、地元の人は何を食べているのか、何軒もパブ・レストランを覗きましたが、ほとんどの人がビールを飲んでいて、食べている人が少なかったです。多くの方が、同僚や友人とビールを楽しみ、食事は家に帰ってからするそうです。運よく素敵なレストランを見つけることができ、昼食を友人と楽しみました。支配人はとても親切で、食事のあとレストランの中を案内してくれました。昔は薬局だった建物で、昔のビーカーなどが飾られていました。調度品も素晴らしいレストランで初日からラッキーでした。

石畳が続く街並みはどこも趣があり、散策のし甲斐がありました。歩いていたら、自然とストックホルム宮殿に着き、ちょうど衛兵の交代に遭遇しました。イギリスでも衛兵の交代は見ましたが、こんな間近でゆったりと見られて、こちらもラッキーでした。
ストックホルム宮殿の入場料は190SEK(約3,000円)でした。中はイギリスやフランスの宮殿と同じく、豪華なシャンデリアや絵画、調度品でどの部屋もため息が出ました。と言っても、もし住んでも良いと言われても、宮殿では落ち着いて眠れそうもないので、遠慮します。
翌日は、友人の知り合いの日本でALT(アシスタントラングエージティーチャー)をしていたマルガリータさんにお会いし、市内を案内して頂きました。彼女は日本人の夫と共に、こちらで子育てをするために帰国されたそうです。ご主人はこちらでは外人ですので、なかなかいい仕事には付けていないそうですが、彼女が大学で働いていて、共稼ぎで頑張っています。

ストックホルムの市内はショッピングセンターや教会やホテル、オフィスと立ち並び、どこも都会の良さと、古い石造りの建物で散策を楽しむことが出来ましたが、かなり歩いたし、寒くなったので、カフェを見つけてゆっくりしました。
次の日はユールゴールデン島にある世界初の野外民族博物館に行きました。こちらにはフェリーで行きましたが、例のSLアプリがちゃんと開いてくれるか毎回ドキドキでした。
スカンセン野外民族博物館は広大な敷地の中に、昔の暮らしを再現した建物や動物園、水族館や遊園地があり、1日見てもすべては見つくせませんでした。工房ではガラス細工を作っているところが見せてくれました。昔の教会も再現されていて、コスチュームを着た係の方の説明を聞くことができました。ちなみにスウェーデンの方は皆さん大体英語がお上手ですので、英語が一部を除いて、どこでも通じました。発音もいい方が大半でした。
トラムに乗ってユールゴールデン島のローゼンタル宮殿にも行きました。トラムを降りてうろうろしていると、若いリトアニア女性が近づいて来て、宮殿まで案内してくれました。この島で働いている方でした。宮殿はあいにく閉館中でした。大きな木が生い茂るあまり人がいない地域で案内無しでは、たどり着けなかったので、大変助かりました。城の美しい庭でゆっくりし、散策で島の自然美を堪能出来ました。

ストックホルムを立つ日は、エリザベスさんが重いスーツケースを地下鉄の駅の中まで一緒に運んでくれて、大変助かりました。やはり、地元の人はどの入口から入ったら便利かなど知り尽くしているので、助かります。私も自分の民泊のゲストには出来るだけ、アドバイスして、手伝えるところは手伝っています。それがその国の印象を決める重要な点だと思っています。
初めてのスウェーデンでしたが、やはり実際にその国に来てみないとわかりませんね。北欧の国という事で、もっと暗いイメージを持っていました。古い石造りの建物や石畳が沢山残されていますが、町全体がスタイリッシュで、明るい印象でした。国民性は明るくはっきりしていて、親しみやすさを感じました。



